2014年1月29日水曜日

nicoの意味は?

北参道で心理占星術を教えている方から、屋号のハンコの注文がありました。
その屋号はnicoさん。
どんな占星術的な意味があるかと想像を膨らましながら聞いてみると
「名前(本名)からです」
「えっ」
名前を省略したニックネーム。
ふぅ、予測は難しい。

ハンコはカタカナのニコを使って、
ニッコリさせてみました。
nicoでニッコリ、オヤジギャグです(笑)



2014年1月23日木曜日

印鑑ケースの開け方

あまり日本語が得意ではない外国人の方に、印鑑ケースの開け方を説明する機会が増えてきました。
このように説明しています。

印鑑ケースを左手に持ち

 Hold the left hand .
こういうと、たいてい外国人さんも繰り返します。
Hold the left hand.
ちょっと嬉しそうに言います。


蝶番の片側だけにある線を示し
This line is the upper side.
ウフンと頷きます。

ここで蝶番を捻って開けることを伝えたいのですが、捻るという単語を知りません(笑)
日本人にも捻ると言っても通じないことがあやます。
がま口を使わなくなったからでしょつか。

そこで、親指と人差し指をクロスさせ、親指を指しながらDownと言いながら下げます。
人差し指を指しながらUpと上げます。

するとあら不思議、外国人の方でも印鑑ケースが上手に開けれます。

インターナショナルでしょ(笑)

これでコツを掴んだはんこ屋は、日本人に対しても捻るように開けると言っていたのを改め、親指を下げて、人差し指を上げると説明するとスムーズにいくようになりました。

2014年1月4日土曜日

2014年のスタート

1月4日から、東堂印章の営業開始。
お店を開けて直ぐに、はんこのご注文を頂きました。
有難い限りです。

2013年11月23日土曜日

ペンと枡と波

文字プラスモチーフを印鑑に彫る時の技法として、文字の一部分をモチーフに変える方法があります。

今回は斜めの線をペンに、
口部分を枡に、ハネを波にしました。


経験により、ある形が文字の一部分に当てはまるか、分かるようになってきました。
アイデアが重要な技法です。

お客様の我儘を聞いてきた成果です(笑)

2013年11月11日月曜日

シンガポールの新聞社さんの取材

シンガポールの新聞社の日本駐在員さんのはんこを作りました。
それがご縁ではんこ屋の取材して頂きました。

こちらがThe Straits Times紙さんの記事のリンク先です。
http://www.stasiareport.com/the-big-story/asia-report/japan/story/japan-the-seal-mightier-the-pen-20131110

2013年11月8日金曜日

日本的なお土産物市場に参入?

先日、表参道ヒルズに初めて行き、その通りをはさんで向かいにある日本的なお土産物専門店と思われるようなお店にも立ち寄りました。

陶器が中心で、日本的な模様の物ばかり、和風好きにはたまりません。
そして、安い。
思った価格の3分の1くらいの金額です。ノーブランドとはいえ、どうしてこの価格で販売できるのかと思えるほどです。
店内は購入している外国人観光客さん達が数組必ずいます。
このデザインでこの価格なら納得です。
もし、ほぼ同じ柄でほぼ同じ形のものが3倍の価格で、安いものと一緒に並んでいたら、高い方を選択する人がいるのでしょうか?
そこが知りたいところです。
もし、なぜ金額が違うか聞かれたら、細かいディテールを説明するより
感じて下さいと答えて。
良いものは使ってみると違いがあるはずです。

しぶちかはんこ屋でも、外国人観光客さん達をターゲットにしていこうと考え始めました。
毎年年賀状用のスタンプを店頭に並べている時期になると、外国人観光客さん達が「謹賀新年」「迎春」「元旦」の意味を聞いてきます。
それで、何も購入せず、あるいは漢字の形だけで購入して頂けることもあります。
そこで、外国人さん達が好きそうな漢字を仲良しのお客さん達に聞き、日本の漢字のゴム印を作ってみました。
漢字の意味と読み方を英語で表記してみました。1コ420円です。
これが売れると確信できましたら、
3倍くらいの値段で自分でデザインしたゴム印を作ってみます。

こんなオリジナル住所印は2〜3万円くらい。職人さん時給高いです(笑)

2013年10月22日火曜日

2.全ての道は印相体に通ず

印相体は、HANKOだけに使用される日本独自の書体です。
文字を円いっぱいに配置して、八つの方向のHANKOの枠に文字を接する書体です。
八つ方向それぞれに意味があり、枠と文字が接することで、
その部分の縁起が良いと言われています。
また、手で彫った印相体のHANKOは偽造されにくいです。
現在、日本で注文して作るHANKOは印相体が主流です。

印相体のもう一つの特徴は、辞書がないことです。
辞書がないために、HANKO彫りアーチストの個性が出しやすく、
機械彫りHANKOとの違いがわかりやすいです。

篆書をもとにして、文字を伸ばすのが一般的です。
当店ではどんな書体からでも、印相体にできます。
色々な書体をベースに印相体で書いてみました。
そう、全ての道は印相体に通ずです(笑)
印相体のアレンジは無限大で、HANKOの一本一本が全て違うと分かるように、私は彫れます。